【夏休み特集】重曹と酢のあわあわ実験 | 東レテクノ株式会社
【夏休み特集】重曹と酢のあわあわ実験

【夏休み特集】重曹と酢のあわあわ実験

2026.07.13
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ホットケーキや蒸しパンなどを作るとき、「ふくらし粉」や「重曹」が使われていることがあります。これらを入れると、生地がふんわりふくらみますが、これは中で目に見えない気体が発生しているためです。

では、重曹はどのようにして気体を生み出しているのでしょうか。

重曹にあるものを加えると、シュワシュワと泡が出る反応が起こります。この泡はどこから来るのか、また何でできているのかを調べることで、重曹のはたらきを知ることができます。

本研究では、身近な材料である重曹を使って、泡が発生するしくみと、その正体について調べていきます。また、卵白を加えることで泡の様子がどのように変わるのかについても観察します。

実験目的

本実験では、重曹にあるものを加えると泡が発生する反応に注目し、その泡の正体と発生のしくみを調べることを目的としました。

さらに、卵白を加えることで、泡の様子がどのように変化するかについても観察しました。

実験材料

  • 重曹
  • 卵白
  • 紙コップ
  • トレイ
  • スプーン
  • 絵の具または食用色素

実験方法

① 紙コップに重曹と卵白を大さじ1杯ずつ入れます。

② お好みで絵の具や食用色素を入れて混ぜます。

③ 酢を50mL入れます。

結果

酢を加えると、すぐにシュワシュワと泡が出てきました。泡は勢いよく広がり、時間とともに紙コップからあふれるように増えていきました。

また、卵白を入れたことで、泡はすぐに消えず、しばらく形を保っている様子が観察できました。

考察

この泡は、重曹(炭酸水素ナトリウム)と酢に含まれる酢酸が反応して発生した「二酸化炭素」という気体によるものです。

この反応は、次のような化学反応として表すことができます。

NaHCO₃(炭酸水素ナトリウム)+ CH₃COOH(酢酸)
→ CH₃COONa(酢酸ナトリウム)+ H₂O(水)+ CO₂(二酸化炭素)

このとき発生したCO₂(二酸化炭素)が細かい気泡となり、それが集まることで泡のように見えます。

また、卵白を加えることで泡がつぶれにくくなりました。これは、卵白に含まれる成分が気泡のまわりを包み込み、泡を安定させるはたらきをしているためだと考えられます。

このことから、重曹は反応によって気体を発生させる性質を持ち、その気体が泡として観察できることがわかりました。また、加える材料によって泡の状態を変えることができることも確認できました。

なお、ホットケーキなどで生地がふくらむ現象も、同じように気体(二酸化炭素)が発生しているために起こります。ただし、その発生のしくみは今回の実験とは異なり、酢ではなく別の酸との反応や加熱による分解によって気体が作られています。

まとめ

重曹は、他の物質と反応することで二酸化炭素という気体を発生させる性質を持っていることがわかりました。

また、その気体が泡となって観察されることや、卵白を加えることで泡が壊れにくくなることも確認できました。