重合開始剤や合成ゴムの架橋剤に使用されている過酸化物であるジクミルパーオキサイド量を把握しておくことは、製品の性能面・環境規制面で非常に重要と考えます。製品の粉砕や抽出条件などぜひご相談ください。
ビスフェノール類はプラスチック、接着剤、塗料など幅広く使用されています。その中でもビスフェノールA(BPA)はSVHC(高懸念物質)候補リストに掲載されていますが、代替品として使用されているビスフェノールS(BPS)も同様にSVHC候補リストとなりました。人体に有害なビスフェノール類は今後も規制化が進んでいくと予想されます。東レテクノではBPA,BPSのほかにBPF,BPAFの定量も可能です。是非、お問合わせください。
二酸化炭素の310倍の温暖化係数を持つと言われている亜酸化窒素(N2O)の高精度分析を確立しました。環境、排ガスだけではなく、製品からのアウトガスも正確に分析。企業のSDGs 目標達成に向けてN2Oの分析と管理が重要です。是非、N2Oの排出削減の検討にお役立てください。
世界的にPFAS規制が進んでいます。最近注視されている「ヘキサフルオロプロピレンオキシドダイマー酸及びそのアンモニウム塩(HFPO-DA-GenX)の定量が可能となりました。加えてその他PFAS定量についてもお気軽にお問合せください。 関連技術資料: [PFOSおよびPFOAの分析] [水中のPFOS、PFOAの高感度測定] [有機フッ素化合物(PFCs)の高感度分析]
製品の破損防止を目的とする梱包材が、製品を腐食する可能性があることをご存じでしょうか。梱包材から発生する硫黄化合物は電子機器・精密機器を腐食し品質低下を招きます。東レテクノでは、硫黄化合物等を独自の高感度分析手法を用いて定量し、製品トラブル防止のお手伝いを行います。お気軽にお問合せください。 関連技術資料:段ボールから発生する硫黄化合物で金属が腐食する?-硫黄化合物の高感度分析-
メラミンは2023年1月、REACH規制第28次SVHCリストに追加されました。製品中に0.1wt%を越える量が含まれていると、欧州へ輸出する際に欧州当局に届出を行う必要があります。メラミンの生成・残留が疑われる製品については0.1wt%を越えるメラミンが含まれていないかの確認が必要となります。 東レテクノでは、LC/MS/MSを用いた高感度分析が可能です。是非、お問い合わせください。
ヘッドスペースGC/MSは、製品、原料中の残留溶媒や揮発成分を効率的に分析するための強力なツールです。主に揮発性成分を対象とするものの、特に定性分析に優れた分析手法であり、高感度で信頼性のある結果を提供します。様々な分野の試料の分析実績があり、品質管理、化学物質管理、環境、精製管理に寄与します。是非ご利用ください。
ペンタクロロフェノールは、有害な化学物質であり、顔料等の製品中に混入していると人体や環境に悪影響を及ぼす可能性があります。加えて、化審法第一種特定化学物質にも指定されており、製品中への含有は禁止されています。弊社では、高精度かつ迅速なペンタクロロフェノールの分析サービスをご提供しております。是非ご利用ください。
段ボールから発生する硫黄化合物等の影響により、電子機器、精密機器が腐食され、製品動作不良の原因となります。東レテクノでは、硫黄化合物等を独自の高感度分析手法を用いて定量し、製品トラブル防止のお手伝いを行います。お気軽にお問合せください。 関連技術資料:身近な梱包材からも硫黄化合物が発生!!-腐食原因物質である硫黄化合物の高感度分析-
電子デバイス付近のゴム材料から、加硫剤として添加されている硫黄(S8)がガスとして発生、硫化による配線の短絡、接触不良等を引き起こします。東レテクノでは、材料中に含まれるS8の定量はもちろん、材料加熱時に発生するS8の定量も行っております。お気軽にお問合せください。
リチウムイオンバッテリー(LIB)の電極の原料である炭酸リチウムの溶解度を測定しました。水や有機溶媒に対する溶解度を測定することで、化合物の晶析特性を把握することが可能になります。リチウム化合物以外にも種々の薬品の溶解度を、ご要望の条件で測定いたします。
各国で化学物質の規制が行われています。中国では、2021年1月から 新化学物質環境管理登記弁法(第12号令)が施行され、新規のポリマーは 高分子簡易申告に代わり、備案による申請を行うことになりました。また、弊社で新たに、米国TSCA対応のオピニオンレターの作成業務を開始しまし た。是非、お問い合わせください。
韓国へ新規高分子を申請するにあたり、登録免除確認申請の要件を満たさない場合、高分子登録を行う必要があります。高分子特性の資料のほか、水溶解度試験、融点測定の業務も行っています。是非、お問い合わせください。
有機化合物の官能基が酸化する等の変化により、性能に影響を及ぼすことがあります。構造変化解析の一環として滴定をお勧めいたします。
環境中、材料から発生するホルムアルデヒドやアセトアルデヒドは、人体や環境、各種装置に悪影響を及ぼすことが知られています。サンプリングから分析まで一貫して対応可能です。何かお困りでしたらご相談下さい。
チタンは、金属材料や光触媒として、合金や塗料、合成樹脂などに使われていますが、それら材料中の微量成分を分析する際には、手法によってはチタンによる干渉等の妨害を受ける場合があります。東レテクノでは、フレームレス原子吸光(FL-AAS)を利用して、Ti含有物中のCuの微量分析に対応しています。
半導体製造にエッチング剤として使用されるりん酸ですが、価格高騰により再生利用などが進められています。東レテクノではりん酸の品質試験を行い、りん酸を用いる製造工程のトラブルを未然に防ぐお手伝いをします。
滴定法の強みは定量値の正確さです。また、飲料水の硬度測定、除菌液・滅菌液の次亜塩素酸濃度測定から、リチウムイオンバッテリーの主成分であるリチウム塩の定量まで、幅広く利用できる手法です。先端技術の発展に役立つ滴定分析を、東レテクノの経験豊かなメンバーがご提案いたします。
製造ラインや製品の異物として「カビ類(真菌)の繁殖」があります。異物分析でしばしば用いられるFT-IRで解析しても本当にカビなのかは確定できません。異物を採取、培養することでカビの有無を確認し、種類を同定することができます。
培養液とは・・・ 溶液栽培(水耕栽培、れき耕栽培等)に用いるために、植物の成長に必要な養分を適した組成と濃度で水に溶かしたものです。栽培する作物の種類によって、様々な培養液があります。培養液の成分を適切に管理することは、安定した栽培を行うことにつながります。 東レテクノでは、植物の成長に必要な必須元素(多量元素、微量元素等)を網羅した分析に対応しています。
東レテクノでは、お客様のご要望に応じた様々な洗浄効果の確認試験に対応します。汚れの種類、金属・部品などの試験対象物に応じて、水・有機溶剤などの洗浄液、温度・pHなどの試験条件および各種評価方法の組み合わせについて、お客様との打ち合わせによって試験内容を提案します。
米国の環境保護庁(EPA)は、2021年1月6日、有害物質規制法(TSCA)の第6条の(h)項に基づいて、 5種の難分解性、生体蓄積性および毒性を有する化学物質(PBT物質)、或いは当該物質を含有する製品、成形品の製造、加工、流通を禁止又は制限する規則を公布しました。無措置期間(180日間)も2021年9月4日(午後11時59分まで)が最終日です。東レテクノでは、PBT5種物質の分析を行います。また環境規制物質の分析に対応しております。ぜひ、お問い合わせください。
プラスチック製品の劣化防止目的などで使用されるベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤は、難分解性や生物蓄積性を持つため、REACH規則の付属書XIVに登録され、製造・輸出入・使用が禁止される可能性があります。材料中の紫外線吸収剤(UV-328)の定量について、ご相談ください。
水銀及びその化合物は環境汚染や健康被害が生じるリスクが高いことから、排ガス・排水・土壌・電子電気機器などについて、国内・海外で様々な規制がなされています。東レテクノでは水・樹脂・オイルなど種々の試料の 水銀が測定可能です。
材料を加熱すると様々なガス成分が発生します。これらのガス成分の中には臭気原因物質や人体に有害な化合物、環境汚染物質、あるいは製造工程で品質に悪影響を及ぼす成分などが含まれている場合があり、重要な分析項目の一つとなっています。各種工業材料や建材の放散ガス及び加熱発生ガス分析のご用命あれば、是非、お問合せください。
顔料及び体質顔料の吸油量(ペースト状にするために必要な量)を測定することにより、顔料の粒度、粒子形状、表面積の大小などの物理的特性を知ることが出来ます。東レテクノ鰍ナは、JIS法に準じた吸油量の測定を実施しています。
有機フッ素化合物PFASの内、PFOS、PFOA等は撥水撥油剤、界面活性剤など幅広く使用されていましたが、環境中での残留性や生物蓄積性から、REACH規則の規制対象とされています。その代替品である炭素数の異なるパーフルオロカルボン酸(PFCAs)(C9〜C14) に関してもPFOS、PFOA同様、REACH規則の規制対象になる可能性が高くなっています!!(2020年8月WTO通報)
化学物質は、その有用性のため、モバイル機器、高性能電池、自動車、医薬品等々の我々の身の回りの製品を製造する上で欠かせない存在です。しかしながら、化学物質の中には、使い方に配慮しなければ、人や動植物あるいは環境に対して悪影響を及ぼす物質があるのも事実です。 人や動植物あるいは環境に対する悪影響を規制するため、化学物質が製造・輸入されてから廃棄されるまでには種々の法律や規格があります。弊社では各種の法律や規格について、必要な各種測定・評価およびコンサルティングなどの業務を行っています。
2022年6月に残留性有機汚染物質(POPs)に関するストックホルム条約(POPs条約)の締結国会議(COP10)が開催され、有機フッ素化合物(PFAS)の内、新たに「ペルフルオロヘキサンスルホン酸(PFHxS)とその塩及びPFHxS関連物質」が廃絶対象物質(付属書A)に追加されることが決定されました。東レテクノでは、種々の試料中におけるPFHxSやPFOA等の有機フッ素化合物(PFAS)について、LC/MS/MSを用いた高感度一斉分析に積極的に取り組んでおります。是非、お問合せください。 関連技術資料: [PFOSおよびPFOAの分析] [水中のPFOS、PFOAの高感度測定] [消えない化学物質PFAS]